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寸借詐欺に気をつけろ!

同じ町内の商店主の方が、寸借詐欺の被害に遭いました。
先週の土曜日の夕方、店仕舞いをしてたら、スーツ姿の身なりの良い男性が声をかけてきた。
東京まで歩いて帰るには、どの方角に行けばよいのか聞いてきたそうです。
横浜中心部なので、歩いて東京へ帰るにはとんでもない距離です。
事情を尋ねると、
・仕事で東京から千葉まで来た。
・午前中、久里浜でフェリーを降りてトイレ(個室)に入った。
・バッグを室内のフックに掛けた。
・物音がして、見たらバッグが無かった。
・財布、免許証、携帯電話等がすべて入ったバッグだった。
・電話をかける小銭も持ってない。
・久里浜の交番に盗難届を出した。
・久里浜を含め、3ヶ所の交番でお金を借りようとしたが、断られた。

その商店主、口は悪いけど情のある人なので、一万円を渡したそうです。
不審には思ったけれど、犯人の蒼白な顔と、涙目にすっかりだまされたとか。
でもやはり不審の感はぬぐえず、駅へ向かう道を奥さんに追跡させました。
しかし駅周辺に男の姿は見当たらない。
念の入ったことに、翌日、当の男からお礼の電話が入ったそうです。
その後、返済にはもちろん来てません。

このケースの寸借詐欺の撃退法は下記のとおり。
日本では「公衆接遇弁償費」という制度が法律で定められており、この制度を
利用すれば最寄りの交番で申請すれば家までの交通費(最高1000円)を貸与
してくれます。要するに、「500円貸して」と言う人に「交番に行くと貸して
くれますよ。なんなら交番までご案内しましょうか?」と返事すればよいのです。
(1962年6月施行)
警察は詐欺師の天敵なのですぐにどっかに行ってしまうでしょう。