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「思いやり」の前に「思い上がり」を改めましょうね

一茂氏、巨人の人気低下に意気消沈

今年から巨人の球団代表特別補佐に就任した長嶋一茂氏が、9日に開いた宮崎市内の小学校での講演の場で、巨人の人気低下を身をもって感じ、意気消沈した。

 講演で「スポーツを通して思いやりの気持ちを学んでほしい」などと軽快に話していた一茂氏が一瞬、言葉を失った。「巨人ファンの子は?」の問いに生徒約140人中、わずか10人程度しか手を上げなかったのだ。

 実父の長嶋茂雄元監督らが現役時代から親しんできたキャンプ地での意外な反応に「僕の時代には考えられない。2、3年かけてファンサービスを浸透させたい」。



プロ野球も相撲も、人気を維持する努力をしてませんでしたからね。
こうなるのも当然かもしれません。
手をあげた10人のうち、ほんとうにファンなのは何人なのでしょう?

サッカーやテニス、ゴルフも卓球も世界が相手です。ドメスティックなスポーツはカッコ悪いように見えるのかもしれません。だから2,3年の小手先のファンサービスでは人気を獲得できません。プロ野球というのは、スポーツ文化の発展など眼中に無い、ただの興行組織だと多くの人々が気が付いてしまっているのですから。

小学生たちに「思いやり」を語る前に、日本プロ野球の「思い上がり」を改めましょうね。

でも一茂が不運だったのは、この2月9日という日程にもあるかもしれません。
アジア最終予選の緒戦の日だものなぁ。
そこにいた小学生たちだって、元野球選手の機嫌をとるより、夜の北朝鮮戦のほうが気になってたはずですから。