「ドスコイ警備保障」(室積光)
すごい設定です。相撲協会理事長の発案で、元相撲取りだけの警備会社が設立される。空き部屋ばかりの別会社の寮を借りて、新会社は発足。制服を作った洋品店は、あまりのサイズの大きさにクレーム覚悟で納品にきたり、逮捕術を教える先生も、10分で教えることがなくなる始末。さらに相撲取りの中にひとりだけ混じったユニークキャラの「ただのデブ」。
マイケル・ジャクソンを思わせる外タレの警備から、意外な展開へ。
マイク・タイソンを思わせる格闘技選手の警備から、意外な展開へ。
終盤近くには、ホロリとしてしまうエピソードも。
いやいや、楽しい小説でした。これはぜひ「都立水商」も読まなくては。