「犯人に告ぐ」雫井 脩介

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テレビでも有名なディスカウントショップの社長の孫が誘拐された。捜査の失敗を伝える記者会見で暴言を吐き、神奈川県警の警視・巻島は左遷される。消えない苦悩を抱きながら、ひとり娘が命を賭して生んだ息子を見守りつつ、左遷先で彼は働く。当時の上司で、県警に本部長として着任した曽根は、衆目を集める舞台へと巻島を引きずり出す。

「バッドマン」の名で犯行文を送り、自分を非難した女性ニュースキャスターの息子の殺害を宣言する「劇場型犯罪」の犯人を逮捕するためのプランを実行する。それは「劇場型捜査」。テレビニュースで情報を公開し、犯人を炙りだそうという計画だ。
その作戦の中心人物に巻島が選ばれた。
テレビのニュース番組に出演する巻島。作戦とは言え、時として犯人に真摯な言葉で語りかける彼に、世間の批判が集中する。しかし作戦を続行する巻島、警察に送られてくる膨大な数の犯行文から、捜査陣は犯人の実像をつかもうとする。そして予期せぬ事態の発生。ライバル番組に情報が漏れているらしい。巻島は、姿の見えぬ犯人・メディア関係者・世間のみならず、警察内部の「敵」とも戦うこととなる。彼は犯人へとたどり着くことができるのか?

メディアを利用した犯罪捜査が中心の小説です。
多くは語れません。とにかく読んで損はないとおもいます。
脇役の刑事は魅力がいっぱいです。ドラマ化したらおもしろそうです。
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by minami18th | 2004-08-26 18:04 | 砂に足跡