若者のスポーツ離れ、IOC内に対策委提案
国際オリンピック委員会(IOC)が主催、五輪運動が直面する課題を議論する「五輪コングレス」は4日、
深刻化する若者のスポーツ離れについて、その背景や対策の討議を行い、2012年ロンドン五輪組織委の
セバスチャン・コー会長、サマランチ前IOC会長らが、IOC内に「ユース委員会」を新設するよう提案した。
テレビ、ゲームなどの普及で深刻化する若者のスポーツ離れは、スポーツや五輪に関心のない若者の急増
など、五輪運動の未来に直結する問題。学校教育など、社会問題としての取り組みを緊急に推進する必要性
が指摘された。
体を動かす環境が貧しいのは、日本だけではないのですね。
スポーツ環境の大部分を公立学校に依存してきた日本でも、その状況は崩壊しつつあります。
Jリーグが目指す、地域ベースのスポーツクラブも、この不況下ではきびしい現実。
とにかく景気が上向かないことには、手も足も出ないでしょうね。
それはともかく、世界でも稀有な日本のスポーツ文化が、ひとつだけあると思います。
それは「運動会」。
私の年代が経験した運動会と、今の運動会は少々変質はしてるでしょうが、
気候の良い時期に、多くの人が参加するスポーツのお祭りです。
世界中探しても、こういうスポーツイベントは無いそうです。
運動が得意なやつも、そうでないやつも、なんだか楽しくなってしまう行事。
ケガとかあると主催者の責任が問われる窮屈な最近ですが、あの高揚感は
多くの日本人が経験したはずです。
IOCの皆さん。問題の出口は日本の運動会にあるのかもしれないですよ。