裁判員と陪審員

日本に裁判員制度が導入される日が近いと報道されてます。
米英の陪審員制度をとの比較が報道の中で説明されますが、マスコミも陪審員制度
を正しく理解してないように思います。有罪を主張する検察側と、無罪を主張する弁
護側のやりとりを見て、陪審員が評決を下すものだと認識してるようです。

スコット・トゥローの小説「推定無罪」にはこんなシーンがあります。
陪審員選出の過程で、裁判官は陪審員候補に質問します。
「あなたは被告が有罪だと思いますか?」
「いえ、無罪だと思います」
もし「有罪だと思います」と答えたら、即座に陪審員義務の免除を言い渡されます。
これが「推定無罪」の大原則です。

映画「十二人の怒れる男」の中でヘンリー・フォンダ演じる建築屋が「有罪の立証責任
は検察側のみにある」と発言するくだりがあります。つまり、被告を無罪だと推定してい
る陪審員たちに対して、有罪の立証を検察側が行う。その立証に疑義が生じた場合
には無罪、無い場合には有罪と陪審員が評決を下すわけですね。

自分が裁判員に選出されたらどうするかなあ。真に正しい判断ができるのか?
日本人にはなじまない制度に思えてなりません。
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