「グラン・トリノ」

a0006144_8365499.jpg長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。自宅を常にきれいに手入れしながら、M-1ライフルと72年型フォード車グラン・トリノを心の友に静かで退屈な余生を送っていた。

しかし彼の暮らす住宅街に、もはや昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵のコワルスキーが嫌ってやまないアジア人をはじめ、移民の外国人ばかりが我が物顔でねり歩く光景に苦虫をかみつぶす毎日だった。

そんなある日、彼が大切にする庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオが不良少年グループに絡まれていた。彼らを追い払おうとライフルを手にしたコワルスキーだったが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるコワルスキーだったが…。


感想を求められたら、どう答えるだろう?
「悪くない映画だ」
観るべきか尋ねられたら、どう答えるだろう?
「観て損は無い」
たぶんこう答えただろう。

しかし時間がたつにつれ、じわじわとこの作品の良さが感じられた今なら、こう答える。
「ぜったい観るべき映画だ」

朝鮮戦争のとき、ウォルトはどこの部隊に所属していたのだろうか。
愛用のZIPPOのライターで、第一騎兵師団の紋章を示している。
日本にマッカーサーが来た時、第一騎兵師団も進駐してきている。
ちなみに、第一騎兵師団の紋章に書かれたモットーは“This we'll defend”(我等これを護る)である。
紋章はウォルトに護るべき何かを与えているのだろうか。

グラン・トリノというクルマが素晴らしいクルマなのかどうか、疎い私にはよくわからない。
クルマに詳しい友人にその車種の位置づけを聞いてみた。
「アメリカ車が最も輝いていた時期の最終期のクルマ」との回答。
老人ウォルトをグラン・トリノになぞらえる狙いがあったのだろうか。

もうひとつ、残念ながらよくわからなかったのが神父の存在。
アメリカ人なら説明無しでわかるのだろうが、仏教徒にはよくわからん。
教会での懺悔も、意味合いがよくわからん。なんとなくはわかるんだが。



ただ、このクルマどこかで見たことがあるんだよなー、と思って調べてみた。
あったあったw 「刑事スタスキー&ハッチ」のクルマじゃないか!
下記画像のスタハチ仕様は76年型らしい。色が違うのでよくわからなかったのだ。

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