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中学校で弓道はやらないほうがいい

武道の必修化/施設、用具、指導者 環境整備へ知恵結集
12年度から中学校の保健体育で武道が必修化されることに伴い、文部科学省は新年度予算案に自治体が整備する公立中学校の武道場の補助費として40億2600万円を計上した。中学校に武道の環境をどう整備するかは、大きな課題となっている。

全日本弓道連盟では弓道を授業で採用している中学校を調査しているが、現在把握しているのは東京都と山口県の2校のみ。全国には1300カ所余りの弓道場があるものの、弓道場を持つ中学校は少ない。

弓矢は竹で作られ、10万円以上する弓もある。初心者にはグラスファイバーの弓やジュラルミンの矢など比較的安価な製品もあり、5万~6万円で一式をそろえることもできる。しかし、中学生用に作られたものはなく、重さや長さから扱いも難しい。大手スポーツ用品メーカーが大量生産する体制にないため、数もそろえにくいのが現状だ。

全日本弓道連盟の担当者は「今後は弓具店を統括する全日本弓道具協会と話し合い、中学生にも使いやすい弓具を研究したい」と話す。初めて弓道に接する中学生の体力や技術に合った、安価な用具の開発も求められている。

元中学校教員でもある栃木県弓道連盟の桑田秀子会長は「弓道場がなくても体育館に仮設で道場をつくることはできる。矢が飛んで行った時の危険防止はバレーのネットに防矢布を張ればいい。
競技者に古い弓矢を提供してもらったり、弓道部のある中学校や高校で使用していない用具を貸し借りしたり、工夫次第で何とかなる」という考えだ。

桑田会長は「何より重要なのは指導者です」と強調する。全国には錬士など指導資格のある登録者が6000人以上いる。しかし、保健体育科の教員に弓道経験者は少ない。地域にいる指導者の派遣は不可欠といえる。

文科省は地域連携指導実践校に全国470校を指定し、4億9400万円の予算を見込む。「施設」「用具」「指導者」の三つの課題を克服するには、武道の現場を知る指導者たちの知恵が必要だ。


弓道経験者として言わせていただく。
しっかり管理する目と意識が必要だ。
事故を誘発するバカが絶対に発生する。
授業ではやるべきではない。