「永遠の0 (ゼロ)」 (百田尚樹)

a0006144_0532286.jpg日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。

文句無しに感動の一冊。
面白い本はないかと問われたら、間違いなくこの本を勧める。
第九章「カミカゼアタック」に登場するかつての特攻要員・武田の叫びは圧巻だ。
特攻の意味、何がこの国を戦争に向かわせたか、心を揺さぶる。
百田尚樹、恐るべし。必読の作家がまた一人増えてしまった。
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