「金融探偵」(池井戸潤)

a0006144_12292671.jpg業中の元銀行員・大原次郎は、再就職活動中に金融絡みの難題について相談を受けた。
これまでの経験と知識を生かし、怪事件を鮮やかに解決していく。
出納記録だけの謎めいたノートの持ち主を推理するスリル満点の「誰のノート?」他全七篇。
ミステリー連作集。



ブックオフにて350円。これは当たりでした。
【銀行はやめたけど】
銭湯の経営者が融資を断られた。事業内容には問題無い。隠された陰謀とは・・・
【プラスチック】
運転中、和服の女性を大原ははねてしまう。病院に運んだが、被害者は記憶混乱を起こし、自分が誰なのかわからない──。
【眼】
角膜移植を受けたその日から、彼は幻覚を見るようになった。この幻覚はドナーの見た風景なのでは?ほんのりホラータッチ。一番面白かった。
【誰のノート?】
「持ち主に返して欲しい」という遺言付きで祖父が3冊のノートを残して逝く。書かれている内容から誰が書いたノートかを推理してゆく。そしてその意外な主とは。
【家計簿の謎】
ノートの主は判明した。しかしそれだけでは終わらない。ノートに秘められた壮大な秘密。 その結末やいかに。
【人事を尽して】
最もミステリ味の濃い一編。次郎さんがすごく探偵らしくなってきた。
【常連客】
次郎さん危機一髪。これは2時間サスペンスにできるな。

いい感じの脇役の面々。
交通課の警官勝村さん、アパートの大家の娘梨香さん、マッサージ店の店主尾身さんなど。
これだけのキャラクターがいれば、続編を読みたい。長編もいけるな。
テレビドラマにするなら、V6のイノッチあたりが主演かな?
[PR]