「ミッキーマウスの憂鬱」(松岡圭祐)

今月のの新刊
「ミッキーマウスの憂鬱」(松岡圭祐) が新潮文庫で文庫化された。

東京ディズニーランドの準社員として採用された後藤。夢を売る仕事に、彼は張り切って初出勤日を迎えた。やる気マンマンの後藤だったが、配属されたのは裏方も裏方、決してお客様の前には出られない地味な部署だった。それでも前向きに頑張ろうとするのだが、なんとTDLの顔であるミッキーマウスを巡る大事件が起こって──。
 
文庫化を機に再読したのだが、やはりメチャクチャ面白い。
TDLの裏舞台が背景となるが、単なる内幕ものではない。
けしてカッコ良くはない主人公が、失敗しながら成長してゆく青春小説だ。
ミステリとしても読める。クライマックスにはけっこう「おお!やったな!」。
爽快感あるし、一気に読ませる疾走感もある。ほんのりジーンとさせるし。
この傑作が460円で読めるのは、すごいことだ。

右は私が持ってるハードカバー。左は今月発売の文庫だ。
どちらの表紙も「ディズニー感」は微塵も感じられない。 
著作権にうるさい企業ディズニーのなせる技なのだろうか。
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