「誘拐」(五十嵐貴久)

a0006144_200731.jpg秋月孝介は観光会社に勤めるサラリーマンだが、ある事件をきっかけに娘を失い、退職を余儀なくされた。そして半年後、現職総理大臣の孫娘が誘拐される。韓国との歴史的な条約締結の直前だったことから、犯人は北朝鮮だと思われた。来日する韓国大統領の警備のため、警察は大幅に人員を減らされた状態で誘拐事件の捜査に臨まなければならなかった。しかし、誘拐犯の意図を把握できぬまま、捜査は混乱は増すばかりだった・・・犯人の真の意図とは!?


五十嵐作品だ。楽しめることは間違いない。
カネを手にする方法は納得できる。この現代だからこその方法だと思う。
ただ犯人の唯一のミスである、宅配便の伝票は何故だろう?
完璧を意図してたはずなのに、これはないだろ?
あえて一点のミスを残したということなのか?

作者が意図したであろうミスリードの箇所はすぐにわかった。
少々慣れた読み手なら、すぐに気づくはずだから、これを欠点に
あげる必要は無いだろう。
気になる部分は少々あっても、良質の作品であることは間違いない。
これからも良い作品を提供してほしい。
[PR]