左文字進 再び

a0006144_184022.jpg トクマノベルスから西村京太郎の「華麗なる誘拐」が新装版で発刊される。
左文字進が探偵役の誘拐もの。
新宿超高層ビル街の喫茶店で若いカップルが殺される。シュガーポットに入れら
れた毒物による無差別殺人の始まりである。
この作品のアイデアのすぐれたところは、電話一本で日本国民一億二千万人を誘拐
してしまうところだと思う。
人質の数にしたら、どんな過去の作品もかなわないだろうな。

思えばこの一連の西村の誘拐ものは楽しかった。
「消えた巨人軍」では長嶋監督以下、巨人選手36人(くらい)を誘拐。
「盗まれた都市」では街をひとつまるごと誘拐した。
トラベルミステリーに移行する時期と前後して書かれた作品群だった。

トクマといえば、この会社が経営する逗子開成という学校には、映画館があるらしい。
そこで毎月一本の映画を生徒に見せているということを聞いた。
一年で12本。中高6年間で72本の映画を見るわけである。
これって、すごく良い教育になると思う。下手な講演聞かすよりよっぽどいい。
近隣の住民にも開放してるらしいし。

石原都知事は、教育に関わる都の職員を、この学校に視察に行かせたそうだ。
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by minami18th | 2004-03-11 02:01 | 砂に足跡