「翳りゆく夏」(赤井三尋 )

a0006144_1151891.jpg東西新聞社が採用を内定した朝倉比呂子は、20年前に起きた誘拐事件の犯人の娘だった。週刊誌がスクープ記事として取り上げたことをきっかけに、東西新聞社では事件の再調査を独自に開始した。そこから浮かび上がってきた事実とは?第49回江戸川乱歩賞受賞作品。


逃亡中、犯人は共犯の女性とともに事故死。誘拐された赤ん坊の行方も不明のまま。そんな時効となった20年前の事件を追う東西新聞社の梶。
とてもよくできた作品だと思う。ていねいな文章に好感を持った。一気に読ませる。

お手伝いの千代さんとか、「陰の編集局長」と呼ばれた女性とかの存在感をもっと大きくしたら、さらに面白くなったのではないかなぁ。
オチになるところは、ある程度読みなれた人なら見抜けると思う。
そこらへんは作者も計算の上なんだろうけど。
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by minami18th | 2007-08-05 23:19 | 砂に足跡