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「片目の猿」(道尾秀介)

a0006144_12425123.jpg三梨幸一郎(みなしこういちろう)は、私立探偵。遠くの会話を聞き取ることができる特技があり業界では有名人だ。探偵事務所「ファントム」を構え、谷口楽器からライバルメーカー黒井楽器のデザイン盗用疑惑の調査を依頼される。
そんな時奇妙な女の話を小耳にはさむ。気になってアプローチしたその女、夏川冬絵は「ファントム」のスタッフになることを快諾。その後、三梨はとんでもない現場を「目撃」することになる。

ミステリ読者は深読みをする。想像をする。仮説を立てる。
それをしなくちゃ面白くない。
小説の場面を頭の中で映像に変換する。当然の作業だ。それを広げれば広げるほど
この作品は面白い。
登場人物はいずれも際立ったキャラクターの持ち主だ。シリーズ化してほしいが、この設定では難しいだろうな。
「このミステリがすごい」の本年のランキング入りはたぶん確実だと思う。
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by minami18th | 2007-03-24 12:57 | 砂に足跡