水滸伝

北方謙三の「水滸伝」が文庫で本日発売。全十九巻の長編。

私の読書の原点は「水滸伝」と「坊ちゃん」。
「水滸伝」は中学生のときに横山光輝のコミックで読み、「こりゃ原作をよまなくちゃいかん」
との思いにかられて読みました。大長編でしたが何回か読んでしまった。

よく覚えてはいませんが、どうも父親に「水滸伝」を読みたいと話をしたみたいで、
ある日、買ってきてくれました。
平凡社の「中国古典文学全集」にあった上中下の三冊。
35年くらい前でしたが、価格は三冊で約五千円だったと記憶してます。
文庫が100円とかで買えた時代ですから、高価な本だったことは間違いなし。
たぶん横浜の有隣堂本店で取り寄せたのでしょう。
今思えば高い買い物をさせたものです。

「いかにも中国!」という挿し絵。本文には漢詩やらなにやらも含まれ、二段組で
本の重量もやたらと重い。
でも読んだときの興奮は今でも覚えています。
人はバタバタ殺すし、食べ物はうまそうだし、強い連中が次々と登場するし。

「北方水滸伝」は、この原作からの翻案のようですが、北上次郎の解説によれば
とにかく面白い傑作との評価。
毎月の刊行を楽しみに読んでゆきたいですね。
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by minami18th | 2006-10-20 00:38 | 砂に足跡