「白菊」(藤岡真)

画商兼インチキ超能力探偵の相良蒼司の元に持ち込まれたのは、『白菊』という謎めいた絵のオリジナルの捜索だった。世紀の大発見に繋がる可能性を秘めた絵の来歴を探るうち、相良は何者かに命を狙われ、依頼人は失踪してしまう。記憶喪失の女、怪しい骨董マニア、超能力バラエティまで絡み、事態は誰も予測し得ない方向へ!

手並みは鮮やか。藤岡真らしい一編だ。あとがきにあるとおりバカミスではない。本格だ。
終盤まで不協和音を聞かされてるような感覚が続く。しかし最後の謎解きを読んで、そこに至るまでの違和感がスッキリする。
超能力者が登場すると、だいたいロクでもないミステリになるのだが、この作品は違う。
うんうん、超能力者のこういう使い方は有り。
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by minami18th | 2006-05-12 00:55 | 砂に足跡