マンガより本を読め?

漫画ではなく本を読みなさい

私も若い頃、よく言われた言葉です。
なぜマンガを低級なものと決め付けるのか、私には理解できませんでした。
たしかに私は人並み以上にマンガを読んでました。でも人に負けないくらい小説も読んでました。

マンガではなく本を読めという大人に対しては、こんな質問をしました。
(こういう発言をする大人のほとんどは読書習慣がないのです)
「何を読んだらよいのですか?」
答えはだいたい明治の文学あたりで、鴎外や漱石はすでに私は読んでます。

ここで突っ込み開始です。
「鴎外の『高瀬舟』をどう感じてますか?」
相手は答えられません。その当人が読んでないのですから。

「島崎藤村の『春』は読みましたか?」
「司馬遼太郎の作品では何が好きですか?」
相手は答えられません。読んでないのですから。

「あなたは最近本を読んだのですか?」
これで撃退完了です。

さぞ嫌な高校生だと思われたことでしょう。
でもね、自分が読んでないのに偉そうな顔すんなと思いませんか?

私はマンガも小説も立派な文化だと思います。小説でしかできない表現も、マンガにしかできない表現もあるからです。
電車の中でマンガを読む姿に眉をひそめる人は多いようです。
これだけ多くのマンガ作品があれば、たしかにつまらないものも多いと思います。
でも眉をひそめる人は、マンガの文化を知らないかわいそうな人だと思ってます。

私は「鉄腕アトム」や「鉄人28号」を月刊誌連載のリアルタイムで読んでました。
「あしたのジョー」も「巨人の星」も週刊誌連載をワクワクして読んでました。
マンガから多くのことを教わった世代の一人として、その良さは伝えたいと思ってます。

マンガも小説も数多く読まないと、読むべきものとそうでないものの選択ができません。
今はマンガしか読んでない人も、どこかで小説を読み始めると思います。
両方読んでる人は、決してマンガを低級なものとは思わないはずですよね。
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by minami18th | 2004-05-24 18:37 | 砂に足跡