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世にも美しい数学入門

a0006144_23565038.jpg数学者でエッセイストの藤原正彦氏と、小説『博士の愛した数式』の著者である小川洋子さんの対談の形式になっている。“ユニークな語り口の先生”と“鋭い質問をなげかける生徒”が、数学の美しさや、その歴史的背景などを語り合う。

「数学は答えがきちんと出るから好き」という人がいます。
実は私、そうは思っていませんでした。
どこがきちんとしてんだ、はぁ?というのが本音でした。
円周率なんか、どこまで行ったって切りがないし、平方根だって似たようなもんだし。
摩訶不思議な学問の最高峰だと感じるばかりでした。

でも、ほんのりと匂う「秩序」の香り。それは少しだけ魅力でしたね。

この本で藤原正彦さんは、数学に秘められた秩序と美しさを示してくれました。
俳句と日本人の感受性のこと。
友愛数や社交数のこと。
東西の天才数学者のこと。
興味深い話題がいっぱいです。
その他、まだまだ証明されないことが数多くあるようです。

一番心ひかれたのは「虚数」の話題でした。
虚数=imaginary number
自乗してマイナス1になるってやつですね。

実数じゃない。だから虚数。あるといえばあるし、無いといえば無い。
宗教的・哲学的です。インド人が最初にこの概念を受け入れたのも
わかるような気がします。なにせ釈尊を生んだ国ですからね。

iMacの「i」は、informationとかinternetとか言われてましたが、実は
「imaginary=虚」のほうが意識されてたのではないかなぁ。
読み終えて、そんなことを考えてしまいました。
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by minami18th | 2005-06-24 00:40 | 砂に足跡