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「父、帰る」(ロシア映画)

a0006144_0403699.jpg祖母、母、子供で暮らす家族。ある日、12年ぶりに父が帰ってきた。写真でしか姿を観たことの無い父の突然の帰宅に戸惑う兄弟。翌日、父は二人を連れてキャンプに出かける。兄あんどれいは父親を受け入れるが、弟イワンは頑なに拒否し反抗する。やがて三人は小船に乗り、とある無人島を目指す。

父親が突然に帰ってきます。前後の状況の説明は一切無し。翌日には親子3人でクルマで旅行に行きます。完全に父親のペースで物語は進行。そんな父親を兄のアンドレイはわりと素直をに受け入れる。一方、弟のイワンは徹底的に反抗。気まずい雰囲気の中、3人の旅行は続き、物語は突然に終局を迎えます。この瞬間からの兄弟それぞれの態度の変化が、なんとも言えません。

風景はひたすら美しい。ロシアが広い国であることを感じさせてくれます。人がほとんど登場しないし。地平線、水平線がたっぷり見れます。

ストーリーは謎が謎のままです。父はなぜ帰ってきたのか。12年間なにをしていたのか。無人島に行った目的。掘り出した箱は何なのか。

無粋を承知で私の想像を。
父親は社会の裏の仕事(密輸とか)で、12年間服役していたのではないか。
子供たちと向かった無人島に、何か重要なものを隠し、その回収に行った。
12年間の空白を埋めようと、旅行を計画した。表には出さないが、家族をとても愛していた。

この映画を見た人の数だけ、いろいろな解釈があるでしょうね。
父親を演じた俳優さんの存在感と、母親役の女優さんの美しさ。
これを見るだけでも価値のある映画だと思います。
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by minami18th | 2005-06-20 00:57 | 砂に足跡