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「ルパンの消息」(横山秀夫)

a0006144_18163281.jpg1990年12月の東京、15年前の女教師「自殺」事件は、実は「殺人」だった。謎のタレ込みによって公訴時効まで24時間を切った事件が息を吹き返す。一刻を争う刑事たちの捜査、取調室の戦い、覆される15年前の鑑識結果。そして事件の核心をめぐり、少年たちの青春が蘇える。

この作品は、著者が15年前サントリーミステリー大賞に入賞したものの、未刊行だった作品を改稿の上、発表したものだそうです。

不良高校生3人組が期末テストを盗み出そうと計画した「ルパン作戦」。
そして「三億円事件」の時効の日に起きた、思いもよらぬ出来事。

15年前の自殺が、殺人へと一転。動機や犯人が徐々に明らかになってゆくサスペンスは、さすがに横山秀夫です。警察の捜査シーンの描写もさすがです。

真相が解明され、一件落着。そして最後にひとひねり。けっこうホロリとさせられました。
本格というより「青春小説」として楽しく読めました。せつない味わいは「半落ち」で結実を見たのだと、勝手に納得しております。
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by minami18th | 2005-05-24 18:13 | 砂に足跡