追悼・高田渡

a0006144_2035149.jpgフォーク歌手の高田渡さんが死去
「自衛隊に入ろう」などで知られるフォーク歌手の高田渡(たかだ・わたる)さんが16日未明、入院先の北海道釧路市の病院で死去した。死因は不明。56歳。岐阜県出身。葬儀・告別式の日取りなどは未定。

4月3日のライブの後に釧路市で倒れ、同市内の病院に入院していた。
10代から東京で活動を始め、1960年代末に京都に移って岡林信康さんらと関西フォークの中心的存在になった。時事的な話題を皮肉ったり現代詩をメロディーに乗せるなど反逆、批評精神に富んだ作風。「日本の吟遊詩人」とも呼ばれた。

70年代以降は東京・吉祥寺を本拠にした。80、90年代には体調を崩したが、2000年ごらから回復。2004年には高田さんの日常を追ったドキュメンタリー映画「タカダワタル的」が公開されるなど、若者にも再評価されていた。


決してメジャーなシンガーではなかった。しかし、あの存在感はなんだったのだろう。
一番好きだった曲は「生活の柄」。その昔、深夜放送のラジオで聞き入ってしまった。
ステージでずっと歌い出さないと思ったら眠ってたなんてエピソードは彼らしい。
日本のフォークの草分けとして、尊敬する歌手だった。
何年か前、渋谷公会堂で行なわれたパック・イン・ミュージックを記念するフォークライブに高田渡が出ていた。「ちゃちゃっと歌って、早く帰ろう」なんて言っていたが、周りのシンガーたちの彼をいたわる姿に、その人柄を感じさせられた。言葉は多くなくても、いい人だったのだろう。

「高田渡は『高田渡』というジャンルなのだ」と言った人がいた。そう、誰にも真似のできないのが「高田渡」という存在だったのかもしれない。

少し休んだら、もう一度生まれ変わって歌ってくれ。
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