「天使はモップを持って」(近藤史恵)

a0006144_21161135.jpg「日常の謎」ものである。普通の会社のオフィスに起きる、些細な事件。でもそこには人の心の闇が見え隠れする。主人公は新入社員の大介くん。探偵役は掃除婦のキリコさん。キリコさんがとても魅力的なキャラクター。赤茶色の髪をポニーテールにしピアスを3つも4つもし、まるで渋谷か原宿にでもいそうな恰好だが、お掃除に天才的な能力を発揮する、十代の娘さんなのだ。こんな掃除婦さんのいる会社なら、勤めていても楽しいだろうな。読み終えた後は、自分も掃除をしたくなる。心に掃除の「天使」が舞い降りて来るのだ。捨てるべきものは捨てよう。環境問題は、まず自分の環境からだ。そう、まずは散らかってる服を片づけなくては。
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by minami18th | 2005-04-12 21:26 | 砂に足跡