「真相はこれだ!『昭和』8大事件を撃つ」(祝康成)

a0006144_1144165.jpg「本当のことを話しておきたい、せめて死ぬ前に」時間の壁に阻まれた取材の中で辿り付いた人物が、その重い口を初めて開く―。
三億円事件、美智子皇后失声症、和田心臓移植…、「昭和」に置き去りにされていた怪事件の闇が、今ようやく明らかに。息を呑む戦慄の新証言、埋もれていた新資料、そして炙り出される新事実。日本人が翻弄された「時代」の核心を穿つ、ハードノンフィクション。


たまにはノンフィクションです。(私だって、こういうのも読むんだぞい!)
この作品の内容は以下のとおり。語り口はわかりやすく、とても読みやすい。

1 美智子皇后「失声症」の真相
2 府中「3億円事件」で誤認逮捕された男の悲劇
3 丸山ワクチンはなぜ「認可」されなかったのか
4 美空ひばりが「紅白」から消えた日
5 発案者不明?!「成田空港」最大のミステリー
6 疑惑の「和田心臓移植」33年後の新証言
7 潜水艦「なだしお」東京湾衝突事件で隠されていた「無謀運転」
8 世紀の対決「猪木・アリ戦」の裏ルール

そのまま「プロジェクトX」にしたら、面白そうななものばかりですが無理でしょう。
題材が皇室、警察、官僚、NHK、政権政党、自衛隊などなどですから。

しかしすべて興味深い題材でした。私が生きてきた「昭和」後半の大事件。テレビで見た映像が甦ってきます。しかし実は「明」の部分しか知らなかった(知らされなかった)わけで、「暗」に隠された真相には愕然とさせられます。見ているつもりでしたが、何も見てなかったのですね。
特に「疑惑の「和田心臓移植」33年後の新証言」には恐怖すら感じました。

作者の祝康成の小説でのペンネームは「永瀬隼介」。
なるほど、ノンフィクションライターとしての背景があったから、三億円事件を扱った「閃光」という傑作を書けたのか。納得です。
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by minami18th | 2005-02-15 12:21 | 砂に足跡