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「騙し絵の檻」(ジル・マゴーン)

a0006144_2253594.jpg「……被告に終身刑を命じる。最低でも十五年の懲役は……」無罪だとの叫びも虚しく、ビル・ホルトは冷酷な殺人はとして投獄された。十六年後、仮釈放された彼は、真犯人を探し始める。自分を罠に嵌めたのはだれだったのか?次々に浮かび上がる疑惑と仮説。そして、終幕で明らかになる驚愕の真実。
現代本格ミステリの旗手が底知れぬ実力を世に知らしめた衝撃の出世作。




実によくできてます。登場人物の感情や心理とか、そういうレベルを語る作品ではないですね。それが書けてないという意味ではありません。あくまで「パズラー」として見つめ取り組み作品です。最後の10ページにカタルシスを感じるかどうかの問題です。この作品を好きな人は好きでしょうし、馴染めない人も同じくらいいるかも。

最後の鮮やかさ、私は好きです。再読に耐えうるミステリだと思います。
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by minami18th | 2005-02-13 22:55 | 砂に足跡