FAKE(フェイク)

a0006144_141103.jpg 探偵の宮本は西村と名のる男の訪問を受ける。息子の西村昌史は芸術の才能があるのだが、勉強が全くできない。
東京芸術大学合格のため、センター試験で高得点を取れるようにして欲しい、という依頼である。
宮本はかつて叔父の依頼で、ある受験生に高得点を取らせた実績があった。ハイテク機器を使ったカンニングで。
仕方なく、宮本のかつての親友の娘で東大生の加奈を呼び、最新鋭の機械を駆使してカンニングを実行。しかし成功を目前に警察に逮捕されてしまう。
これは全て、区議である昌史の父親を失職させるための罠だった。宮本は職を失い、加奈は東大を除籍になる。
半年後、雑誌記者になっていた宮本の前に、彼らを騙した張本人の沢田が現われた。違法カジノのオーナーとして暗躍していたのだ。
宮本は昌史と加奈を再び集結させた。あの時の借りを返すのだ。十億円を賭けたポーカーの勝負で。


ポーカーのシーンは電車の中で読んでました。ついつい夢中になってしまい、我に返ると見事に乗り越し(汗
バクチとかカードの勝負とかには縁のない私ですが、十分に楽しめました。
ハイテク機器を使ってのイカサマで勝ちにゆく主人公ですが、そのまま思惑どおりにゆくわけはない。さあ、どんなオチを用意してるのだ?
あざやかな手際でした。いい感じでした。テレビドラマにしたら面白いかも。
「1985年の奇跡」という作品で、初めてこの作家と出会いました。上手いですね。読者を楽しませるツボを心得ているようです。次の作品が楽しみです。
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by minami18th | 2004-11-28 14:10 | 砂に足跡