「プリンセス・トヨトミ」(万城目 学)

会計検査院第六局に所属する副長の松平、部下の鳥居と旭ゲーンズブールの3人が、大阪府庁や公益法人・特殊行政法人の会計検査を実施するために大阪を訪れる。アイスクリーム好きだが検査の厳格さで知られる上司の松平、怪しい経理書類を独特の嗅覚で見極める特技を持つ鳥居、内閣法制局出身のエリートで容姿端麗なハーフの美女の旭ゲーンズブールといった個性豊かな3人が、大阪で会計検査を行ううちに、社団法人OJOの使途不明な補助金5億円へと辿り付く。

荒唐無稽な設定だが、言わんとする背景はよくわかる。
登場人物のキャラクターもよくできている。
楽しんで最後まで読めたのは作者の力だ。

しかし自分には合わないと感じたのは事実。
この本を他人に薦めることはないだろう。
駄作などというつもりはない。傑作の部類に入ると言って良い。
ただ、多くの人が面白いと思っても、私がそう思えなかっただけのこと。
本は食べ物と同じ。好みに合わない味はあるのだ。
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