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新潟からの続報

26日に書いた、新潟の医師からの続報を書かせていただきます。

同じ職場の理学療法士さんが、実家のある震源地の川口からお母さんをつれて新潟市へ帰ってきた。弟さんは川口に残り頑張っているという。

「御家族に怪我はありませんでしたか?」
「おかげさまで大丈夫でした」と笑顔が一生懸命だった
「家はどうでしたか?」
「家は、家はね 」と二回言って、一生懸命の笑顔のままで首をふった。

午後に時間をおいたつもりになって聞いてみた。
「お知り合いに亡くなった方はいるの?」
「・・・・・・・」 笑顔で黙っていた。涙は溜めてもこぼさなかった。
昨日救出作業が行なわれた、あの3人の親子を知っていたという。

彼女がもう一つ語ってくれたのは、当初川口に関する報道が少なかったこと。
SOSと石灰で地面に書いて、報道の注意をはじめて向けたあの地域のこと。

首都圏にいる川口出身者が、報道機関に「なぜ なぜ なぜ」と詰め寄って、ようやく26日頃から報道の目が向いたと話してくれた。

昨日午後の小千谷からの情報では、食事は完全に供給されており、今一番の需要は灯油 とガソリンだそうだ。