「おそろし 三島屋変調百物語事始」(宮部みゆき)

17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと他人に心を閉ざしてしまった。ふさぎ込む日々を、江戸で三島屋という店を構える叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら黙々と働くことでやり過ごしている。そんなある日、叔父・伊兵衛はおちかを呼ぶと、これから訪ねてくるという客の対応を任せて出かけてしまう。おそるおそる客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていく。いつしか次々に訪れる人々の話は、おちかの心を少しずつ溶かし始めて…哀切にして不可思議。宮部みゆきの「百物語」、ここに始まる。。
構成
第一話「曼珠沙華」、第二話「凶宅」、第三話「邪恋」、第四話「魔鏡」、最終話「家鳴り」


続編の「あんじゅう」が出たのを見て、この「おそろし」を入手。

ああ、もっと早く読めばよかった。

恐怖というより、せつない物語が次々に語られる。
人の心の恐ろしさが目の前につきつけられる。
最終話はもうジェットコースターのように話が進む。
これは宮部流の「憑き物落し」か。
読後感はさわやかでせつない。

「あんじゅう」も読まなくては。
a0006144_13544224.jpg
[PR]